SIXアメリカ海軍特殊部隊のシーズン1を観ました。
世界最強の特殊部隊シールズの隊員たちを描く男っぽさ満載のミリタリードラマです。
目次
SIXアメリカ海軍特殊部隊のあらすじ
アメリカが誇る最強部隊のシールズ。その英雄的な存在のリップがナイジェリアで過激派組織に拘束されてしまう。
過去に彼と共に戦った仲間たちは、リップの救出を誓い命を懸けて敵地へと向かう。
世界に名を知られる最強部隊ははたしてリップを救出することが出来るのか。それぞれの隊員の人間ドラマと共にリアルな描写で描かれるミステリードラマ。
SIXアメリカ海軍特殊部隊のキャスト
ウォルトン・ゴギンズ【リップ】
ドラマではリップとしてシールズの元隊長の役を演じています。パッと見は華奢で特殊部隊の元隊長としては少し弱そうなイメージでしたが、寡黙でクールな性格の彼は隊員達から慕われていました。
彼の他の出演作としては「ザ・シールド ルール無用の警察バッジ」や「JUSTIFIED 俺の正義」があります。「JUSTIFIED 俺の正義」はエミー賞を2年連続で受賞するなどの人気作です。
カイル・シュミット【アレックス・コールダー】
このドラマのイケメン枠はコールダーの一択!普通に美男子なのにシールズ隊員とかモテモテでしょう。というか実際女遊びは余裕のもので、チャラチャラしています。ただやる時はやる男らしさも兼ね備えており、憎めないキャラです。
他の出演作としては「I-Land 戦慄の島」などがありますが、外見的も魅力的なので今後さらに人気が出てもおかしくないですね。
バリー・スローン【ジョー ・グレイブス】
リップがいなくなった後に隊を率いるジョーですが、男らしさ全開です。どんな時も隊員達を守る使命を背負った男。ただ、繊細な部分も持ち合わせていて、そこもこのキャラの魅力でしょう。
彼は「ホリオーク」での演技が評価され、その後多くのドラマに出演しており「リベンジ」にも出ています。
フアン・パブロ・ラバ【リッキー・オルティス】
かなりの髭面ですが、どこか可愛らしさも感じさせるリッキー。頼りがいのある男であり、後輩の指導にも熱心です。家族との間にはちょっとした問題もありますが、リップ救出に全力で立ち向かいます。
彼も多くのドラマに出演していますが、代表的なのは「ナルコス」で演じたグスタボ・ガビリアでしょう。
SIXアメリカ海軍特殊部隊は面白い?観るべき?
SIXアメリカ海軍特殊部隊は面白いですが、やはりミリタリードラマということで戦闘シーンが多く、残虐という面もあるので観る人を選ぶかと思います。
もちろんその中でも各キャラクターの人間模様についてしっかりと描かれているので、人間ドラマという面でも面白い作品といえるでしょう。
どちらかというと男性向けのドラマですね。
- ミリタリードラマ好き
- 男の友情に弱い
- 人間ドラマを描いている作品が見たい
特にこういった人達にはオススメできます。
ちなみのこのドラマ、なんと女性監督さんが指揮を執っています。1話と2話のみですが、人気ドラマの「ウォーキングデッド」や「ホームランド」「メンタリスト」などを手がけたレスリー・リンカ・グラッターが監督を務めています。
女性でもここまで男臭いドラマを作れるのか!という風にも感じますが、女性監督だからこそ人間ドラマにも深みが出ているのかもしれませんね。
SIXアメリカ海軍特殊部隊のネタバレ感想
ここからはネタバレ感想になります。
とにかくこのドラマを観て思ったのは以下のような点です。
- 戦闘シーンがカッコイイ
- 隊員達の悩みや葛藤
- ラストはちょっとモヤモヤする
以下で詳しく解説していきます。
戦闘シーンがめちゃくちゃカッコイイ!
このドラマ、何と言っても戦闘シーンがめちゃくちゃカッコイイんです!
それもそのはず、元特殊任務部隊の方もドラマの制作に協力をしているので、よりリアルな戦闘シーンになっているんですね。
基本的には潜入→戦闘という流れが多いのですが、特に潜入シーンは緊迫感があります。
敵に見つからないように、静かに敵地へ潜入してミッションをクリアしていく・・・ミリタリー系が好きな人にはたまらないでしょう。
特に最終回のリップ救出の際の戦闘シーンは最高でした。まさに息を呑むような緊迫感で画面から目が離せなくなります。友を救出するために命を張って戦う隊員達の姿はもうヤバいくらいカッコイイです。
救出作戦ではありましたが、ちょっとした戦争映画を観ているような感覚にもなりましたね。さすがの迫力です。
とにかく男の友情が熱い!
このドラマ、とにかく男達の友情が熱すぎます。
シールズの元隊長であるリップを助けるために立ち上がる男達!もうこの時点で友情熱すぎ!以前は共に戦い笑い涙した仲間のために命を張って救出を試みる隊員達がまたカッコイイ!
その救出作戦で惜しくも亡くなってしまったバックとそれを見送る隊員達、その姿はシールズというだけではなく男としての絆の深さを感じさせます。出来ればバックの人物像をもっと深く描いてほしかったというのはありますね。他のキャラはきちんと描かれているのに・・・
ちなみに、バックの奥さんとこっそり寝ていたコールダー、個人的には1番好きなキャラです。
チャラチャラしてはいるけれど、やる時はやる、見た目もカッコイイし仲間のことを心から想っているめっちゃイケメン男です。おっと、女を抱く時も抱く、ということも付け加えておかないといけませんね。
あとコールダーはどうやらヴァイキングの血が流れているようです。作中にもヴァイキングという単語が出てきますし、バックとの別れの際にはバルハラでまた会おうと言っています。ヴァイキング達は死んだらバルハラ(天国)で仲間と再会できると信じていたのです。
隊員それぞれが抱える葛藤も見どころ
ドラマのストーリーはリップの救出を軸としていますが、隊員それぞれの抱える悩みや葛藤もしっかりと描かれています。
こういった部分がきちんと描かれているので、各キャラに感情移入しやすいですね。
リッキーは奥さんとちょっとした確執があり、思春期を迎える娘ともギクシャクしたり。ジョーは子供を作りにくい体質で奥さんとも関係が微妙に、コールダーは元奥さんとの間に生まれた娘との関係に苦悩する。
シールズというと世界最強の特殊部隊ですが、家に帰れば普通の男であり悩みも抱えているというのはなんか人間味があっていいですよね。だからこそより一層彼らに感情移入してしまうのです。
特に印象深かったのは、命がけのミッションから帰ってきたジョーをあまり歓迎せずによそよそしい感じで出迎える家族。なんかめっちゃジョーが可哀想になりましたね。
救出したのに死ぬんかい!!
ラストで隊員達はリップの救出に成功します。作戦大成功で、一緒に捕らわれていた少女たちも無事に助け出し、負傷者もいない完全勝利!
かなり上出来なハッピーエンドかと思いきや、最後の最後でリップが謎の女に殺されてしまいます。
まあシーズン2への布石なのですが、あれだけ命がけで助け出したのに呆気なく暗殺されるとかちょっとどうなの?と思ってしまったりも。
個人的にはリップが隊に復帰して活躍する場面を観たかった・・・
なんかこのラストはモヤモヤしますね。
まあその前からリップはシールズやアメリカの行動について疑問を感じていたようですし、自分が犯した行為(アフガンでアメリカ人を撃った)によって、生き残っていても部隊に戻ることは不可能かもしれませんね。
でもリップが死んで、この後のシーズン2はどうなるんでしょうね。
主人公が誰なのかというのがハッキリしていないので、ちょっとこの先不安ではあります。
ミリタリードラマとしては素晴らしい出来のドラマ!
やはりミリタリードラマってどれだけリアルに描かれているかという点がとても重要だと思うんですよね。
それを残酷だという人もいるとは思いますが、逆にそうしないとリアルさに欠けて緊迫感もなくなります。
このドラマでは戦闘シーンを始め、部隊のミッションが非常にリアルに描かれており、息を呑むほどの緊張感が伝わってきます。
男向けというところはありますが、ミリタリードラマとしては非常に良い出来になっているでしょう。